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プロフィール

アガサ

Author:アガサ
研究職をしながら悪戦苦闘している私がひっそりと日常を語ります。
好き: 納豆卵かけご飯
好き: 紅茶
血液型: A
続柄: 長女
性格: クール&キュート
趣味: 読書
好み: 山田君的な?


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高校3年の担任の先生から聞いた話。
「アガサ、〇〇のこと覚えてるか?」

「〇〇? はい、剣道部の可愛い女の子でしたよね。」

「実はな、亡くなったんだ。」



そう、ボツリと言ったかつての恩師の言葉。
私は驚きのあまり、なんて言っていいかわからなかった。
お昼のソバをすすりながら、何気ない昔話に花が咲くのだろうなと思っていたけれど、先生は悲しそうだった。


ゆうちゃん。

高校1年生のとき、初めて教室に入って一番最初に話をした女の子。
とっても可愛い子で、思わず見とれてしまったくらい。マジで可愛い子。
勉強はあまり出来なかったけど、剣道がすごかった。
男子顔負けの力があったらしくて、クラスメートの男子が呆れて私にグチをこぼすくらい、
元気な子だった。

今も笑ったり、ふざけたりしてる顔しか思い出せないな・・。




2年前くらいに、白血病でも最後まで大学に通い続けた学生の話が新聞で小さなニュースになっていたけれど、
それが、ゆうちゃんだったみたい。
最後は放射線治療をして、髪の毛が抜けてしまって
ついに、大学3年生のときに、逝ってしまったんだ。

本とか映画とかで白血病になった人たちの話をよく聞くけれど、
どんなにか苦しかったんだろうって、
痛みなんか全然感じないでノホホンと生きている私なのに
こらえようがなく、涙が出てきます。


友達とか、高校のときの先生にも何も連絡をしないでいたみたい。
亡くなってしまってからみんな初めて知ったから、
高校のときの先生や友達は、誰もお葬式に行けなかった。


ゆうちゃんらしいね。

苦しいって言って、ウジウジ泣くような子じゃなかったもの。
きっと周りに心配をかけるのがイヤで、
一人で死を見つめていたんだろうな。

「だぁーいじょうぶだよ、だいじょーぶ、だいじょーぶ。」

まったくね。そういう能天気な高校時代を送ってさ。
あの頃のゆうちゃんの声とか表情が、今もすぐ側にある気がするよ。
その言葉に救われているのは、今も昔も私なんだな。



家に帰ってきてからしばらく泣きました。
何かをしたいけど、なーんにもできない。

ゆうちゃんが迷わず天国に行けますように。彼女は私の友達です。
幼稚かもしれないけど、神様に本気で祈りましたよ。

その日の夕方おそくに吹いたシャボンダマは、
何色にも染まることがなく、いつもより遠くまでフワリ、フワリ。




教師には涙がつきものなのかもしれません。
嬉しいことがあっては泣き、悲しいことがあっては泣き。
恩師も言っていました。
『嬉しいことがあっては晩酌が増え、悲しいことがあっては晩酌が増え・・・。年の順番に死んでいけばいいのになぁ。教師をやっていて、教え子が先生より先に死んでしまうことが、一番辛い。』



現場の先生方を見ていると、
ああここに、ガチンコの人間関係があるって、しみじみ思わされます。
私たちは自分ではほとんど意識しないうちに、彼ら教師の言葉や行動に大きく影響されながら成長してきたんだな。

教師ってとっても大変で、とっても尊い仕事です。





ゆうちゃん。
いつか私が車を運転できるようになったら、両手にいーっぱいの花を抱えて
お墓参りに行くね。
高校時代、地味で暗かった私にも優しさをくれて、ありがとうね。

テーマ : 大学生日記 - ジャンル : 日記

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